
フコイダンへ入門してみよう
バスによる山と製材工場巡りのあと、飯能川の河原での昼食は、川床にブルーシートを広げ、T建設の社員手作りのオ二ギリや焼きそばが並ぶなか、風間社長自ら鉢巻き姿で名物の天ぷらを揚げ、奮闘しています。
その姿は、まさに顔が見える家づくりの精神を示すものです。
広い河原を見渡すと、バーベキューを楽しむ参加者の談笑が聞こえてきます。
ふと目をやれば、かつて筏が下った流れの中を、見学に来られた親子の手作りの笹舟が、頼りなさそうに江戸(東京)へ下っていきました。
近くの山から切り出した木材より、はるかかなたの欧米産地から船で運んできた外材の.国産材.地元の木を使うほうが安いことは、よく耳にされると思います。
世界トップクラスの人件費と変動相場制の下で進んだ円高により、急峻な山林地形から切り出される国産材の価格競争力は、見事に失われてしまいました。
逆に言えば、戦後1000万ヘクタールもの山に植林きれた木がその出番を待っているのです。
日本は、年間1億u弱の木材を消費し、そのうち8000万uを輸入していますが、輸入先は主に北米、北洋(ロシア)から北欧、欧州へと広がりを見せています。
一方、国産材の供給可能な量はと問えば、毎年7000万uあると試算され、世界的に見ても日本は有数の森林国なのです。
皿世紀に入り、環境と資源が大きくクローズアップされています。
無尽蔵と思われていた化石燃料を中心とした大量のエネルギー消費が地球温暖化を招き、環境に大きな負荷を与える元凶だといわれています。
世界的にコストに対する考え方が少しずつ変わってきました。
生産コストは環境を含めたバランスで考える時代になりました。
林野庁も最近は、経済性重視から森林の多面的で持続的な機能を前面に打ち出し、木材の安定的供給がそうした機能の維持・発揮に欠かせないと、大きく方針を転換してきています。
1997年の地球温暖化防止京都会議で採択された「京都議定書」では、国別にCOの削減目標が定められ、日本は国内排出量の6%削減を公約しました。
この6%のうち、3.9%は森林の成長などによる吸収でカウントできるようになったことはご存じのことと思います。
世界的にも、違法伐採林や天然林の保護が叫ばれ、持続可能な人工林を積極的に利用する方向にあります。
そして、住宅として多くの木材を使うことは、実は家が多くのCOを固定化することになり、都市に森をつくるのと同じだともいわれるのです。
しかし、人工林における間伐などの手入れ、伐採、再植林というサイクルは、木材が最終的に利用され、経済活動として成り立たなければ絵に描いた餅にすぎません。
最近このことに注目しながら地域の木材を使うことで、住環境や都市環境を考えていこうという運動が全国に広まっています。
「地産地消」「近くの山の木で家を作る」「スローフード」「ウッドマイルズ」などの言葉は、環境負荷を含め、社会全体のトータルコストも考慮しながら住まいづくりを進める時代が来たことを物語っているのではないのでしょうか。
地元の木は、みなさんが使ってくれることを待っています。
日本人と木はつい最近まで、日常生活や産業など様々なところで、深い関わりを持っていました。
戦後も石油化学工業が発達するまで、木は欠くことのできない材料であり、道具でした。
しかし、均質な工業材料が身の回りを覆いつくすようになり、無垢の自然素材としての杉や桧を知らない人が増えています。
現在、地域の森林や林業に関するオリエンテーションなどを主催していますが、興味深い意見や質問があり、考えさせられることがあります。
先日も、都心から来た弛代くらいの小学校の先生から「節って、なんですか」という質問垂受けました。
受けた当方は暫し絶句。
「先生、何処で育ったのですか」と尋ねると「マンションの8階で」とのこと、これは決して笑える話ではなく、立木と、製材された板の節とがつながらない生活環境が普通にあることを認識させられました。
まるで、スーパーの切り身の魚が泳いでいるのと同じです。
木材は生物材料から成り立ち、工業材料とは、もともとの出発が違います。
「木は生きている」の表現は誤解です。
木は「死んだ」細胞の集合体であり「木はあたかも生きている」が正解です。
「木は生きている」の表現は、木材の吸脱湿(調湿)機能が「呼吸」するイメージからと思われます。
しかし、出発が生物材料であると先に述べたとおり、その利用に当たって注意すべき事が現在、私たちは様々な工業化製品に囲まれて生活していますが、そのいきすぎによる弊害(例えばVOCによるシックハウス問題など)もあるのか、自然素材を見直す機運が高まってあります。
生物材料である以上、人間に個性があるように、木にも一本一本個性(個体差のバラツキ)があります。
木には調湿作用があるということは、木が空気中の水分を受け入れているということです。
湿度は常に変化をし、木の中の水分も増減を繰り返しています。
この変動幅が大きくなると、反り、割れ、狂い、伸び縮みの原因となります。
そこで乾燥が重要になるわけですが、個性のある無垢木を平均的に平衡含水率まで乾燥させることはかなり難しいのです。
お客様は王様か反論、ご批判はあると思いますが、木材を扱う現場の声を少しご紹介させていただきます。
個体差、品質のバラツキ環境、健康対応現在の住宅は、住環境の快適性が重視され、冬でも暖房により半そでで暮らす生活があり、木にとっては厳しい条件の時代です。
先日も柱、天井板まで無垢でとの強い要望のお施主さんに、どうか夏冬には過度な設定温度での冷暖房は避けていただかないと、材料が透いたりしますのでと申し上げ、了解していただきました。
冷暖房重視のラィフスタイルなら、材料は合板系が無難です。
その後、引き渡し半年の点検でお宅を訪ねると、室内犬が飛び回り、無垢材の床や壁は傷だらけ。
力が抜けてしまいました。
大手集合住宅のドア施工会社の話不動産会社はお客様の要望のためと称して、カラーテイストを含め建具の種類を多くそろえようとします。
バブル以降、ゼネコンもリストラがあり本当の意味でのプロがいなくなり、これはダメ現在の住宅で、自然素材と工業材料の特性を整理すると、次のようになると思います。
Bの問題の改善が進行しているとはいえ、同じ生物としての感覚的な欲求が、Aを備えた自然素材を現代の材料として求めていると思われます。
しかしながら、Aのような特性は、画一的で安定的な素材に慣れ親しんできた現代人にとって、面倒なことかもしれません。
たとえば、開口部を大きくとり、開放感をかもし出すのが最近の傾向です。
一扉の高さは高く、しかし厚さはそのままで製作せざるを得ないため、反りの出やすいものになっています。
引き渡し時の汚れや傷のチェックも、まるで新車のような感覚が浸透しており、業者から見て意味のないクレームまで受けてしまっています。
ある時、お客様からキッチンカウンターの大理石にシミが付いたとクレームがあり、メーカーが出向いたらこぼれた醤油を拭き取ってなかっただけという笑い話もあります。
傾向があります。
と言える人たちが少なくなってきたようです。
オンリーワンのフコイダンの一環として捉えましょう。和の心を加えたフコイダンです。
フコイダンはいかかですか?和の心を加えたフコイダンです。
あえてフコイダンが完成しました。良い意味でフコイダンとは別物です。